2009/11/09 【種類:胡蝶蘭 /高芽について】 |
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3年目になる胡蝶蘭ですが春に植え替えをして夏ごろ花茎が出てき花芽が葉芽に化けたよう。根は出ていません。
どうしていいか分からずそのままにしておきましたら最近片方の葉が成長してきて大きくなってきました。
反対側に新しく花芽らしいものが出てきているようで、
その成長に影響があると嫌なのですが、
葉芽は切った方がいいのか迷っています。
また置き場が室温22℃で湿度が40%位しかないので近くに簡易加湿器を置いていますが、木枠にビニールを貼り付けたケースを作り夜だけかぶせて湿度を50〜60%にしていますがその管理方法はどうでしょうか。
アドバイスよろしくお願いします。

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葉のアップ
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ひろしさんこたえ>
植え替え後の成長期に出た花芽はこのように高芽に化けやすいです。葉を伸ばすための窒素分を含んだ肥料を与えていればなおさらですね。
新しい花芽を立派に大きくしたいのであれば、高芽は株元から切り捨てたほうがよろしいでしょう。
根の出てないこのサイズの花芽は茎を切られればまず生きてはいけませんから諦めることになりますから迷われるのは当然で私だって迷います。
私はどちらかと言えば、ここまで育ったものを切り捨ててし
まうのは可哀そうと思ってしまうほうですので親株に頑張らせて消耗させる道を選んじゃいそうですが、、、まあ私の場合は株がたくさんあるので、「一株くらい咲かなくてもいいや」という逃げはあるのですがね。
夜間ビニルのケースというのは良いアイデアで効果は高いと思います。ケースをかぶせる前に葉水を与えるとさらに湿度を上げることが出来ると思いますがそれはなさっていますでしょうか?
日中胡蝶蘭の葉は気孔を閉じていますので意外に乾きに耐えます。
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早速ありがとうございます。
肥料はハイグレード洋ラン用6-6-6を使用しています。
私もせっかくここまで成長しているものを切り落としてしまうのは心苦しいのでどうしていいものかと悩んでいました。今年は花芽を諦めていたら3日前に新しい花芽が出てきてビックリ。
素人ながらこの鉢だけ毎年少しですが花を楽しませてくれるので心が揺れます。
この花芽はこのままにして置いたらどうなるんでしょうか。
根がこれから出る可能性があるんでしょうか。
夜間の葉水はビニールケースをかぶせてからはやってなかったので毎晩やってみます。
夜間に葉の気孔が開く事は初耳でしたのでとても参考になりました。ありがとうございますm(__)m
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ひろしさんこたえ>
植え葉芽と花芽の言葉を間違えて混乱を招いたかもしれません。
新たに出た花芽を養うためには、現在ある高芽ははっきり言って邪魔です。だからといって切ってしまえばここまで育った高芽ですが、根も無い状態でこの葉のサイズでは生存はまず無理でしょう。
私なら、いつものことですが「株任せ」ですのでこのまま放任、両方得ることを試みますが、おそらく新たに伸びる花芽につく花の数は少なく、また親株の消耗も大きく(落葉2枚覚悟)高芽のほうも小さいままで根をどの程度伸ばせるかどうか?ですがなんとか生存できるサイズまで持っていく管理はしたいなと思います。
経験の浅い方にこの方法をお勧めするのは実際には「虻蜂取らず」のリスクがあるのですがね。
高芽を養うためには液肥は最低気温15度を切るまでは与え続けたほうがよいでしょう。ただし薄め3000倍を水遣り2回に一回の割であたえ続けてみてください。もしハイポネックス微粉N:P:K=6.5:6:19があれば、今回の場合に限って言えばこの肥料がベストで4,000倍で与えます。
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早速ハイポネックス微粉N:P:K=6.5:6:19を買ってきました。
ハイポネックスも色々種類があるんですね。
昨日水遣りをしたので次回4,000倍にして与えてみます。
置き場は冬でも20℃を切る事があまりない場所です、
暫くの間肥料を与えて様子を見てみます。
別の鉢で10月に咲き終わった胡蝶蘭が新葉と新根が出てきているのですが(画像)一緒に同じ肥料を与えたてもいいでしょうか。
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ひろしさんこたえ>
同じ肥料でもかまいませんが、こちらは通常に成長させればよいので面倒でなければ6:6:6の3000倍のほうが良いかもしれません。ハイポネックス微粉はカリ分が多く、葉を厚くし、根を促成するには良い肥料ですが、窒素分の効きを抑制することがありますので必ずしも使いやすい肥料ではありません。
それと気になるのが葉の白い斑のようにみえるものはなんでしょう?それと全体に立ち葉ですが、花はどんな花だったでしょうか?
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分かりました。少し面倒ですが液肥は分けて与えるようにします。元気に育って花を咲かせてくれるなら多少の手間は惜しまないで頑張ります。
咲き終わったものをもらったので名前は分からないんですが大きな白い花(白大輪なのか?)が咲いているのを見ました。
置き場は北東の玄関に飾ってありました。
頂いた時から立ち葉でした。
葉の白い斑のように見えるのは以前(NO.3928)で質問させて頂いた鉢で葉焼けを起こしてしまったのでエムダイファーを濃いめに塗った後です。葉水をかけて少しづつ落ちてはいるんですがまだ残っています。
その後見た目には元気に育ってくれているように思いますが、3鉢中新芽が出ているのはこの一鉢だけです。
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ひろしさんこたえ>
なるほど言われて見ればマンネブ剤ですね。なら心配ありませんが感染の惧れがなくなったと思いますので折をみて洗い流してあげてください。
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No.1060 2009/05/07
【種類:胡蝶蘭 /高芽がしおれてきちゃいました 】 |
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高井 さんから
いただいた胡蝶蘭の鉢で、3回目の花が咲き始めました。高いところから葉と花芽がでてきて、そのまま育てたら花が咲き始めたのですが、どうやらその芽の根元から下の部分が腐っているらしく、葉も咲いた花も萎れてきてしまいました。まだつぼみが二つあるので、この花だけでも咲いてほしいのですが、花の茎だけ切って切り花にしても大丈夫でしょうか。水は、もう鉢にやっても意味がないと思うのですが、葉が出ているところに水をやればよいのでしょうか?教えてください、お願いいたします。高芽の根元の写真を送ります。上に伸びている茎の先に、花が付いています。もともとの茎は、黄色くなってしまいました。 |
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ひろしさん こたえ>
高芽が分不相応に花など咲かせたもので根を出せないで居るうちに親株は花茎を枯らしてしまってサッサと成長モードに入ったのでしょうかね?だとしたら薄情な親株ですが、親株のほうの様子も教えてください。
高芽の花茎は生きてますから切って水に挿しておけば開花できると思いますよ。出来れば切花を長持ちさせる添加剤かあるいは10円銅貨と銀サビの出た銀製品なんかを花瓶に入れておくと金属イオンが雑菌の繁殖を抑制しますので水が腐りにくくなります。
さてせっかく葉を何枚も出した高芽ですから、発根させれば独立させることも今からでも可能かな?なんて思いますが、ちょっと工夫が必要です。株をぶら下げられるように針金で加工して株をぶら下げ、透明ポリ袋に空気孔を何箇所か開けたものに納め、袋の口は閉じます。その開けた孔から毎日夕方と寝る前にスプレーで葉水を与えます。こうすれば葉を1枚くらい犠牲にして1月〜2月で根を出せるかも知れません。助かる可能性は半分歩かないかですから、手間をかけてもかいが無い惧れはありますが、、、
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早速のアドバイス、ありがとうございました。親株はだいぶ前に、葉がすべて枯れてしまい、茎も枯れている一本しかありません。もうあまり望みはないような状態です。
花を咲かせるには、切り花にしたほうがよいのでしょうか。株に付けたままのほうがよいのでしょうか?
発根させるのは難しそうですね。丁寧に教えてくださってありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
親株が枯れてしまっているのなら無理もありません。
切り花にしたほうが可能性が高いです。つけたままにしておくと子株は自己保存のためにつぼみを落とします。
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ありがとうございました。つぼみが付いている茎は、切り花にして大事にします。
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No2381 2008/12/06
【種類:胡蝶蘭 /高芽の植え替えの仕方】 |
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みみうさぎさんから
はじめまして。超初心者のものです。
昨年夏、結婚祝いに知人から胡蝶蘭を頂き、お花の咲き終わった後は知人の言うように茎を切り1週間に一度ぐらい水だけをあげていました。私の手入れが悪く1本茎が枯れてしまいました。現在は写真のようになっています。花が咲かないのでネットで調べてこのHPに出会いました。
高芽が出て既に葉が5枚、10cm以上の根が3本、短い根が3つあります。この場合の高芽の植え替え方と、元の茎の生き返らせ方(植え替え)を教えていただければ嬉しく思います。
現在、根には木のチップ(バークでしょうか)が入っています。ご指導宜しくお願いします。
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ひろしさん こたえ>
こんばんは、
二番花を期待して花軸を残しても、特に高温期には花芽にならずこのような高芽になる場合があります。高芽でも花芽でも芽が育つと親株の成長は休むものです。
高芽はもう植えつけることが出来るだけの根の本数と葉の枚数にはなっていますが、ちょっと時期が悪いです。植えつけるのだとしたら、その後も最低気温18度、最高気温25度くらいの環境で管理しなくてはその後の活着が思わしいものになりにくいです。根を折らずに植えつけることが出来ればよいのですが、高芽の根は空中に出続けているために保護層が厚くて硬くもろいので、ベテランでもそんなに易しくはありません。来年葉桜のころになるまでこのまま管理されるほうが無難です。
このように高芽を養ったままだと花芽は期待しにくいという面はあるのですが、せっかくの高芽を無駄にするほうがもったいないですし、切り取ったからといって必ず親株からの花芽が期待できるわけではないからです。
温度や湿度が十分な状態のときに花軸を切り取れば親株の休眠は解除になり成長モードになるのが普通です。高芽を独立させる場合は高芽の上下で花軸を切り取ります。花軸から無理にもぎ取ろうとすると花芽の肝心の部分を傷める惧れがあります。
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ひろし様、
早速のお返事ありがとうございました。
最低気温18度の環境とのことなので、来年の夏頃までこのままにしておきます。(スイス・ジュネーブ在中の為)
冬はもちろん、夏でも湿度がかなり低いので、湿度調整の方法を考えてみます。
今日、気になって古い根がどのくらい生きているか探ってみたところ一本だけのようです。数本の新しい根が頑張ってくれるよう夏まで見守っていきます。
ご指導ありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
ジュネーブですか、、、気温的には東北北部から北海道南部くらい、雨量少な目、湿度低めの土地柄ですね。
住宅は断熱構造で最低気温の維持は割りに容易なんではないでしょうか?暖房が温水によるラジエータだと空気は乾きますので、仰せのとおりの加湿の工夫は、冬場はもちろん、場合によっては夏も必要である可能性が高いですね。
重要なのは夕方から夜間の湿度です。出来るだけ高いほうが良いです。
アルプスの雪解け水で飲み水としての水質は良いと思いますが、アルプスには石灰岩地帯も多いので水がアルカリ性に振れる場合があります。ジュネーブの水道水のphは分かりませんが、もし7を越えているようであれば、あるいは普段湯を沸かす薬缶の内側が白色の析出物で覆われているようなら、浄水器を通すか湯冷ましした水を使うと胡蝶蘭の生育が改善する場合があります。胡蝶蘭の根はアルカリ性と塩素を嫌いますので、、、
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ひろし様
お礼が遅くなり申し訳ございません。ジュネーブはクリスマス一色です。(日本のお正月のようなものです)私もクリスマスツリーやプレゼント、パーティの準備で日々忙しくしています。
さて、その後、葉がどんどん黄色くなり気になって植木鉢から抜いてみたら根が全て枯れているか黄色くなっていたので、だめもとでHPを参考にしながら慌てて植え替えをしてみました。その勢いで高芽も植え替えてみました。写真のとおりです。(上が高芽の鉢)
植え替え後、1週間は水をやらず昨日から普通どおりにしています。湿度の件は浴室が一番いいと思い、そこで今は育てています。今後どうなるか少し不安ですが、楽しみでもあります。
これからも宜しくお願いします。
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クリスマスは本当にJesus Christ様のお誕生日だったのかはいろんな説があるらしいですが、冬至の「太陽の復活」にかかわる祭礼であることと一緒にされたという筋書きなら納得できるような気もします。私は冬至Winter
Solstice当日こそが年末で冬至の翌日が1月1日であるような暦を採用すべきだなんて個人的には考えるのですが、、、パーティやお祭り騒ぎとは無縁なひろし@小南部です。
浴室は湿度の保持には楽ですね。照度がやや不安な浴室が多いですが、採光窓があれば、その側に置けば冬越しには十分である可能性はあります。
根が殆ど無かったといっても空中に露出しているものは健全であると思いますので、乾いたら頻繁にスプレーして湿らせることです。浴室なら夜間湿度は十分と思いますので葉の消耗は防げるでしょうから、新根を期待しましょう。葉をそれぞれ1〜2枚損耗しても、元気な根が3本もでれば、葉の成長期にはすぐに元は取れます。
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ひろし様
いつも適切なアドバイスありがとうございます。ご報告があります。親株の方に新葉が出てきました。昨年中に葉が2枚枯れてしまいましたが、気にせず夜は浴室で育てていました。
高芽の方の株は特に変化は無く、でも枯れることもないのでこのまま見守っていきたいです。
ジュネーブでも今年は雪が多く降り、近場のスキー場は賑わっているようです。
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こんばんは、
根の伸長を先に期待してましたが葉のほうが先でしたか、、、葉を二枚損耗したということですのでおそらく目に見えないところで根が伸長を始めているのではないか?それに続いて新葉が展開し始めたのではないか?と思うのですが、、、
いずれにしても親株に成長再開の兆しが見えたということですのでまずは一安心です。高芽の成長再開は親株が落ち着いてからである可能性が高いです。成長が始まったら高芽を杜って独立株とすることが出来ます。
その場合には花茎からもぎ取るのではなく、芽の出ている部分を傷つけないように花茎の上下で切り取ると良いでしょう。
こちらの冬は冬型が安定せず、低気圧が定期的に日本の南岸を通過し、そのたびに南風が吹き、関東は雨、東北太平洋側に春型の湿った雪が降るという春先のような三寒四温が繰り返されています。通過後は一時的に冬型になるので寒波は来るのですがすぐまた中国南部に低気圧が発生して移動してくるので安定しないのです。そのため通常は多雪である石川県以北の日本海側や山間部では雪が少ない状態が続いています。やはり温暖化の一現象なのかも知れません。
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