ひろしさん こたえ>
こんにちは、
3枚の画像から総合的に判断して栽培環境の温度が高めでかつ湿度が低いのではないかと思います。セントラルヒーティング環境や床暖房環境などでは、温度の上昇とともに湿度がどんどん低下するものです。
湿度をチェックしてみてください。おそらく推測ですが30%ほどしかないのではないでしょうか?そしてこの環境での水遣りはバーク植えでもあり、もっと頻繁に水遣りしたほうが良かったでしょう。
もう少し全体温度を下げ加湿するなどして湿度を上げるることはできないでしょうか?今時分なら最低17度最高25度に抑えたいところです。その環境で湿度60%程度は欲しいです。このほうが人間にとっても快適ではないでしょうか?
画像1の成長点に関して異常はこの画像からでは分かりません。黒っぽいものが見えるのなら新葉が枯れてしまった恐れはあります。霧水を与えるのはよいのですが成長点に水をためた状態はできるだけ避けてください。水垢状の白いものが見えますので、枯れたのだとしたらそれが原因である可能性はあります。
画像2は空中の根がすべて萎びて枯れています、高温低湿度が原因と思います。
画像3の葉もとの丸いものは根が出ようとして出掛かったのですが成長できなかったものです。考えられる原因はやはり高温低湿度でしょう。
胡蝶蘭は南国産には違いないですから高温には強いのですが低湿度にはからきし弱いのです。特に葉のガス交換がさかんになる夜間の高温低湿度には弱いです。
生産者温室では湿度や温度環境が良いためバークのほうが育てやすいことはままあると思うのですが、アマチュアが最適とはいえない環境で育てるのであれば、素焼き鉢にミズゴケ植えが育てやすくなることはよくあります。
例えば湿度調整能力はポリポットにバークより素焼き鉢にミズゴケ植えのほうが優れています。ミズゴケ表面からばかりでなく素焼き鉢全面からミズゴケの水分を吸い上げて蒸散し水蒸気を供給しかつ鉢の温度を下げます。
実は私の栽培環境も冬は低湿度なんですが、最低温度が12度まで下がるので胡蝶蘭は半分休眠状態になります。胡蝶蘭やカトレア、デンドロ其の他すべて素焼き鉢にミズゴケ植えで栽培室だけは日中湿度50%夜間は70%を超えます。すべて元気に冬越しします。
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