No.A1897 2007/11/02
【種類:葉っぱについて、葉っぱが病気かな?の相談/病気?】 |
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momoさんから
7月頃胡蝶蘭を頂その後こちらのサイトを参考にしながら育ててきましたが、少し前に葉がおかしくなったので近くの園芸屋さんに行き原因は根が腐っている事、外に出した為に日焼けをしたから葉の色が判ったたので、対処としては直ぐに鉢を分ける事、苔を替える事、腐った根を切る事、水は10日位上げない事を教えて頂きましたが、その後直射日光をさけていましたがこのように葉に元気がなく、色も薄くなった部分があり気になります。今後どの様に育てていけばよろしいのか教えて頂ければと思いメールしいました。肥料はまだあげていません。専用のをあげる予定ですが、いつがいいのでしょうか?
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ひろしさん こたえ>
こちらは葉の色が薄い部分がありますが特に対処することは無いと思います。 肥料は葉か根が成長しているときにのみ必要です。植え替え直後や、成長休止期、最低気温が15度Cを割り込むときなどは与えてはいけません。
「専用」は胡蝶蘭専用でしょうか?ただの「蘭専用」であれば、たいていはシンビにあわせてあるので、能書きのさらに倍から今の時期なら3倍程度に薄める必要があります。(胡蝶蘭の濃度が書いてあっても今の時期ならさらに1.5倍から2倍程度に薄めたほうがよいです。)
肥料は他の質問者への回答でも書いています。回答No.1895なぞ参考にしてください。
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momoさんから
もう1枚の葉です。全部で3鉢に分けました。 |
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ひろしさん こたえ>
こちらの葉は焼けた部分からカビ性の病気に罹患したように思われます。黒く変色した部分を一回り大きく切り取ってください。出来ればその後殺菌剤(ベンレート、ビスダイセンなど)を濃い目に溶いて筆で切り口と周辺部に塗っておけば良いでしょう。
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早速のご回答ありがとうございます。
一株は問題ない様で、もう一株は殺菌剤を塗って様子を見てみます。そこで今後は春になったら蘭専用の肥料を与える様に園芸店で言われましたが、その間水だけで良いのでしょうか?又部屋の温度は冬でも15度を下がる事がないので、肥料はいつまで上げて良いのでしょうか?それと今植え替え直後12日後ですが、成長休止期はいつまでを言うのでしょうか?
そして今私の株はどの時期なのでしょうか?質問攻めで申し訳ありませんが、それによって手入れの仕方が変わるようなのでお尋ねしました。お手数ですが教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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ひろしさん こたえ>
うーん、成長休止期が無いとつぎの花芽が着かない恐れが高くなるのです。ですから15度を割らなくても良いですから最低気温が15度くらいまで下がるようにして、その時期に成長休止させるようにすると花芽ができるのですが、、、
その間は水遣りだけですが、水も控えめ、植え込み材料が完全に乾いてから次の水遣りをします。 現実には、いま花後で植え替えたとすると来春の花は期待できないかも知れませんから逆にその間に株を充実させておこうとお考えであれば、根や葉が成長している間であれば肥料を与えてかまいません。ただし前にもかいたように能書きの3〜4倍に薄めてあたえます。
春になったら能書きの倍程度の薄さにします。そして次の秋冬に水遣りと肥料遣りを控えて成長休止させ、花芽を形成させる、という段取りでしょうか?
葉も根も成長してない場合は成長休止しているのですから花芽形成の如何にかかわらず肥料は遣らないでください。腐らせる原因となります。売られている株は運送や環境の変化で疲れている場合が多いのです。環境に慣れてから成長を再開する場合は多いですから肥料やりはそれからです。
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No.A1882 2007/11/01
【種類:葉っぱについて、葉っぱが病気かな?の相談/病気でしょうか】 |
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ゆうゆさんから
いつも、覗いては参考にさせてもらってます。
うちのは、なぜか、葉が白くぶつぶつになってきます。 芽が出て少しの間は綺麗なんですが、しばらくすると、ぶつぶつになります。なんだか、発育も悪くなっている気がします・・・病気ですか。
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ひろしさん こたえ>
この画像だけからは私は判断できませんが、ウィルス病を疑ったほうがよいかも知れません。
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もう一つも見てください。
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ひろしさん こたえ>
こちらの画像でもきちんとした判定は出来かねますが、やはりウィルス病を疑うべきかも知れません。
二鉢に共通の症状として葉が中央から割れていますが、外部からの力無しにこのような症状が出たのであれば、疑いは深まります。葉の表面の凹凸も気になるところでありますし、、、。
ゆうゆさんの栽培がこの二鉢だけなのであれば、「ウィルスの疑いを念頭において戴いた上で様子を見てください」なのですが他にも多数栽培されている場合、ウィルス病であれば他にうつる心配をしなくてはなりません。隔離が可能であればしていただいたほうが良いでしょう。
その上で「生育が悪く花に異常が出る」のであれば、捨ててください。
実際にはウィルスに罹患しているかどうかの判定は簡単なものでは無いらしいです。
私はカトレアやデンドロもやっているのですがウィルス病の症状らしい葉のカスリ模様が葉の展開初期にに入るデンドロを長年栽培しています。
はじめは隔離しましたが、花に異常は無く生育も悪くないので、何年か前に隔離解除しましたが、カトレアやミルトニア、胡蝶蘭にうつるわけでもないのでウィルスではない生理的なものなのだろうと思っています。
ゆうゆさんの場合も何か生理的なものがあるかどうかですが、、、。 この鉢の下部の葉が切られていますが何があったかお知らせいただけますか?
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お返事、ありがとうございます。
ウイルス病ですか。初めは、うどんこ病かと思っていました。
わたしは、3鉢もっています。そういえば、3鉢とも、葉の真ん中に亀裂が入っています。
下部の葉を、切ったのは確か、先が縮れたようになってカットしたように思います。 根のほうの生育は旺盛で、どんどん鉢からはみ出して行きます。
このまま、様子を見たほうがいいでしょうか。
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ひろしさん こたえ>
3鉢とも葉の真ん中で裂ける、一鉢の葉は先が縮れた、という事実はやはり葉の変形の表れとも考えられ、ウィルス病を疑ったほうがよいのかもしれません。が、生理的な障害である場合も考えられます。
お使いのコンポスト(杉皮の繊維状のもの)はなんという商品名でしょうか?一度デンドロとカトレアで私が昔試してみたものと似ています。
ホームセンターには必ずおいてあるAブランドのものだったような記憶があります。
「ゼオライト入りで腐りにくい、根ぐされしない」が売り文句だった記憶があるのですが、育ちが悪かったので(カトレアは枯らしてしまった)その後使っていないのですが、コンポストの癖も考えられなくもないな、、、と。混入物の何かが生理的障害を起こしていないとは言えないものですから、、、
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さっそく、お返事ありがとうございます。 使っている、コンポストは、おっしゃる通りのものです。
今、使っているものは水の保水も少なく、中に根が伸びて行きにくいみたいです。この夏の水遣りなんかは、毎日くらいでした。
私もミズゴケに変えようかとも思っていましたが、今の季節からでも大丈夫でしょうか。
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ひろしさん こたえ>
戴いた3鉢の画像を見直してみましたが、仰せのように根がどうもコンポストを嫌っているような雰囲気もありますね。入って行きたがらないような、、、
鉢外側についている白いものはカビ状でしょうか、水あかのようなものでしょうか?ミズゴケ植えで健全に育つ鉢の外側にはたいてい白いカビ状のものがふわっとついているものですが、、、水あか状のものであれば不要な成分が析出したものである可能性があり、コンポストに問題があるように思います。
私が使ってみてあまり結果が良くなかったのは10年以上前の話ですので、素材や使い方の能書きは忘れてしまったため、近くのホームセンターに行ってみましたが現物はありませんでした。
知り合いの担当者も休みで手がかりなし。
なんの樹皮を使っているか、あく抜きはどのようにしているか、事前のあく抜きが必要なのかなどの説明が袋にありましたでしょうか?
ミズゴケとオズマンダ以外のコンポストは本来あく抜きや水洗いが必要なものばかりです。特にバークで一からげにされている樹皮素材のものは、コンポストとして売り出される前に発酵熟成アク抜き済みのものもある一方いい加減な前処理のまま袋に詰めて販売されているものが無きにしもあらず、、、発酵、あく抜きしてないものは木質が分解する過程で有害物質を出す場合があり、胡蝶蘭が木に着生している場合の生きた樹皮より厄介な場合がおおいのです。
またヒノキ類の樹皮はヒノキチオールが含まれ、抗菌作用があるため、腐りにくいのはよいとしてラン菌の成長も抑制しますから、ラン菌からも養分を戴いているランとしてはある種の成分が不足するということも考えられます。
へたなバークよりはミズゴケが安全であるのは確かですのでゆうゆさんには植え替えをお勧めしたいのですが、時期的にはやはり不適期ですから、来春のほうがよろしいのではないでしょうか?
ちょうどこれから成長休止期で、水もそんなには要求しない時期です。
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いつも、丁寧なお返事、本当にありがとうございます。
コンポストの説明は、スギ、ヒノキの天然素材とあります。あく抜きなどの説明はなく、根ぐされしにくいと書いてあります。
鉢の外側の白いものは、カビっぽいです。黒い点々もあります。
とりあえず、根のほうは元気そうなので、このまま春まで頑張ります。 本当に、いろいろ、調べていただきありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
鉢の外側の白いものはカビ様ということですので、保湿も抗菌性もとりあえずは「栽培に向かない」と言い切れるものではないようです。けれども葉の表面に凹凸は葉の割れはウィルスより生理障害のほうのような気がして(科学的な根拠はありません)ならないので(私自身昔カトレアを死なせてしまったのを根に持っているのかも知れませんが)、やはり春にミズゴケに変えてみて新しく出る葉の状態をお知らせいただければ幸甚です。
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No.A1769 2007/09/17
【種類:葉っぱについて、葉っぱが病気かな?の相談/病気?処置は?】 |
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会社で頂いた胡蝶蘭を譲って貰いましたが、すでに葉の根元が腐っていました。花は綺麗に咲いているのですが、伝染病なら早めに他の株も分けた方が良いでしょうか?ちなみに3株の寄せ植えです。
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ひろしさん こたえ>
時期も時期なので、できれば花は切花として楽しみ、さっさと一株一鉢に植え替えたほうが良いのですが、、、とくに一株に異常が見られたら、早急に隔離したほうが良いです。
画像からは良く分かりませんが、何枚もの葉の付け根が腐っているようであれば、その株はあきらめたほうがよいかもしれません。
黄変部罹患部を切り取って、健康な茎と根と葉が一枚でも残っていれば回復の望みはありますが、、、殺菌剤を傷口と周辺に塗布し、直射日光のあたらない風通しの良い場所に一週間ほど陰干しし、病気が進行していなければ、ですが。
まだ元気に見える株も鉢から抜いてはだかにし水道水で洗い、殺菌剤を散布してこれも3日ほど風通しの良い場所で陰干し後、株全体に病変がないかどうかをチェックしてから植え込みます。
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早速の回答ありがとうございます!
やっぱりダメなのですね。
陰干しって言うのは、根をそのまま剥き出しで干すのですか? 枯れそうで怖いですが、、、それしか回復の方法が無ければ、思い切ってやってみます。
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ひろしさん こたえ>
着生蘭(熱帯から暖温帯で樹に根をへばりつかせている蘭)の中では比較的に水分を好む胡蝶蘭ですが、それでも乾きには強いです。2週間くらいは水無しでも平気です。
さすがに今の時期は少し葉が萎れることがありますが、霧吹きすれば一週間で回復します。
葉の成長期にこれをすると新葉がいじけますのでお勧めしませんが、花後の植え替えのタイミングに行えば根の成長を始めさせる刺激にもなりますし、軟腐病発病の予防にもなると私は考えています。
胡蝶蘭は、弱い軟腐病菌の一種を共生菌として抱え込んでいて栄養分の足しにしています。外部から感染しなくても、疲れたり弱ったりするとこの共生菌が反乱を起こす場合があると観察しています。
この引き金になるのが過湿ですので、水のやりすぎは禁物です。 着生蘭を殺す最大の原因が水(と肥料)のやりすぎであることをご理解ください。
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こんにちは。
ご指示の通り陰干して10日位でしょうか、おかげさまで病気の進行は止まったようです!
今週末にも鉢に植えてあげようと思うのですが、先に植え替えをした鉢たちにカビっぽいものが付着しているのが気になります。
4鉢中3鉢の素焼きの表面に、うっすらと白っぽいほこりのような感じで付着しているのですが、これってカビですよね?
1鉢は水遣りから1週間程度で綺麗に乾いているのですが、3鉢はいつまでたっても素焼きの表面が湿っぽいのです… ミズゴケの入れすぎでしょうか?
思い切って鉢から抜いて、量を減らすべきでしょうか?
今のところ株は皆元気なので、病気が発生する前に予防できればと思っています。よろしく願い致します。
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ひろしさん こたえ>
胡蝶蘭の素焼き鉢の表面にうっすらと生えるのはカビですが心配ないことの方が多いです。
ただ最近植え替えたばかりの株ならちょっと水遣りの間隔を開けたほうがよいかも?
一応カビが悪性のものでないことの確認のためミズゴケの匂いを確認してください。
「濡れ雑巾が腐った匂い」はやばいですがミズゴケの匂いと素焼き鉢の特有のにおい以外に感じられなければ心配ありません。
この白いカビはおそらく共生菌のリゾクトニア(不完全菌類〜カビの一種)が自分で繁茂しているのだろうと思います。
10年以上毎年花を咲かせている私の胡蝶蘭の鉢にも発生しています。
株が元気であれば、株はこの菌に耐性がありますし、他の害菌が進入しにくくなっているわけです。
また株が元気で成長中であれば完全に乾く前につぎの水遣りしたほうがむしろ成長を止めませんので良い場合が多いです。
成長が止まった株、植え替え直後の株なら乾いてからの水遣りになりますから間隔を開ける必要があります。このように株の状態を見ながら、特に植え替え直後は根の吸水能力もばらばらですから一鉢ごとに水遣りを調整するのが理想です。
株が元気であるならあとは風通しさえ確保すれば病気の心配はほとんど要らないです。
胡蝶蘭が難しいと感じるのは、無理やり寄せ植えにしたギフト鉢の花後(輸送、環境の激変でとにかく株は疲れているのです)を救うときだけで(このとき過湿だとまず腐りますね)いったん株が元気になれば、そして適当に明るく風通しの良い場所と冬場の朝の最低気温が10度以上あれば、着生蘭の中ではもっとも病気害虫に強く花を確実に長く楽しめる良い蘭なのです。
低温に強いが花芽条件がうるさいデンドロ、 カイガラムシに弱く、しょっちゅう植え替えていなければならないカトレア
とにかく日照と風が必要なデンファレ こんな連中に比べれば胡蝶蘭は優等生ですよ。
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解り易く丁寧なご回答ありがとうございます!
匂いは特に無く、今は大丈夫そうです。とりあえず元気そうなので、状況を見ながら完全に乾く前にお水を上げるようにしてみます。ちなみに適度なミズゴケの量とはどれ位なのでしょうか?根を傷つけないように…と思うと、こわごわ触れてしまいます。寄せ植えから素焼きへ植え替えの時も、古いミズゴケを外すのに苦戦しました。かなりギッシリ詰まっていたようでしたが、鉢一杯いっぱいに詰めるのがベストでしょうか?
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ひろしさん こたえ>
株の様子拝見しましたが、元気そうですね。
素焼きの蘭鉢が入手できたんですね。この鉢は表面積が容量のわりに大きいので乾きは早くなります。
ミズゴケの量(≒鉢の容量≒鉢の大きさ)は根の量に比例させるのが理想であるわけですが、ギフトの寄せ植えから分ける時には過湿を避けるため小さめの鉢を選ぶのが原則です。
元気に育って根が鉢からあふれ出したら一回り大きな鉢に鉢増し(ミズゴケが腐ったり劣化してない場合は、根鉢をあまり崩さずに周りにミズゴケを増して植え込みます)をすればよいでしょう。
植え込みのかたさは(ミズゴケの詰め方)は水遣り後に株の茎部分をそっと持って持ち上げたときに鉢が落ちない程度には詰め込みますが、そのとき鉢だけを引っ張れば抜けそうな程度の柔らかさが良いです。
この堅さはカトレアやデンドロに比べれば柔らかめで、カトレアやデンドロでなれた方は固くしすぎる傾向があり(私も最初はそうでした)堅くしすぎると根の成長が悪くなり成長を阻害することがあります。
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まったくのど素人な為、とにかく出来る限り教科書通りでやってみあようと思っていますが、不安な事や聞きたい事が載っていなくて…こちらで回答を頂けてとても助かりました!
水ゴケはちょっと入れすぎたかな?とも思いますが、今のところ新しい葉が確認できているので無事に成長してくれてると思いたいです。
9月まで花を咲かせていたので、今年の春の花は株の休養の為咲かないんですよね。自分で咲かせられる日を楽しみにします!
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ひろしさん こたえ>
株の状態は画像で見る限り、葉の張りも、枚数も十分に思えます。この後の養生次第では、年明けてから花芽も期待できるかも?というように思えますが、、、仮に来春休んでも管理がよければ次には花芽が両側から二芽出るなんてこともありますから、可愛がってください。
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