No.1027 2009/04/25
【種類:胡蝶蘭の花の相談/やっと咲きました。気になる花芽...】
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前ピー子 さんから
昨日、咲きました。可愛いでしょう??(親ばか笑)
次の花もきっと咲いてくれると思うのですが、気になることが別の鉢なのですが、2週間くらい前に気づいたのですが、今頃になって花芽らしきものが見えてきました。
ちょっと見てください。
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こちらが気になる芽です。今頃花芽?新葉の成長も見られる頃になって。。
そのまま様子観察でしょうか?
左の下葉の中央にのぞかせています。
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ひろしさん こたえ>
前ピー子さんこんにちは、
開花おめでとうございます。ご自分で咲かせた花は格別ですよね。親ばか大いに結構!
花芽らしきものはちょっと画像が鮮明で無いので確信はもてないものの、根ではなさそうだし、出る位置からしても花芽でしょうね。この季節に出たものであればひょっとすると葉芽に化ける惧れなきにしもあらず、です。とりあえず通常の葉が成長しているのであれば、通常の葉にあわせて水遣りや施肥の管理をされたほうが良いでしょう。
花芽だとしてこれからだと伸びるのは早いですがそれでも6月に入って開花かな?ちょっと葉の伸長の邪魔になるようであれば速めに切花にしてもよいでしょう。万一葉芽になるのであれば摘んでしまうのも、育てるのも前ピー子さん次第です。
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ありがとうございます。私の目から見ても花芽にしか見えません。 そろそろ葉っぱの成長が見られてきたので、追肥を使用か、植え替えは去年しているので放置と思っていたところです。
私的には花咲いて欲しいんですけど、時期が遅すぎますよね。葉芽も今だ見たことはないのでちょっと見てみたい気もしますが
成長待ちということで、施肥を開始したいと思います。
ありがとうございました。 何か変化があれば報告しますね。
2009/05/31
ちょうど1ヶ月ほど経過しました。
やっぱり花芽のようですが、見てください。
変ですよね。先端は埋もれたまま成長してます。(笑)
しかも花芽の両脇から根っこも出始めて、先端が根にはさまれて出てこれないのだと思います。
そして花芽の反対側には新しく花芽が出始めています?
なぜ今頃になって?
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反対側から出ている花芽はまだ小さくて上手く撮れませんでした。今度の花芽こそ葉芽になるかも知れませんね。
本題。この曲がった花芽はこのまま様子を見て良いものでしょうか?反対の花芽も?新根はたくさん出始めています。
液肥を始めてちょうど1ヶ月。(ハイポネックス、洋ラン用(6−6−6)を8000〜10000倍に薄めてあげてます。
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ひろしさん こたえ>
やはりトラブルの種でしたか、、、。アドバイスが裏目でしたね。何らかの理由で花芽の先端が茎から脱出できなかったんですね。
上下の関係が判ったら、脱出できないで居る先端を切り取って(逆を切ればそれで終わりですが)花茎をフリーにしてやったほうが良いかも知れませんし、あるいはもうまともな形での開花は無理ですから根元側で切り取ってしまうのも手ですね。それでもまだ反対側に花芽があるのですか?ひょっとして脱出できないで居る先端がやっと出口を見つけたわけではないでしょうね?興味本位ですが、一度確認してはいかがでしょうか?
もう時期的には葉を出し始めて欲しい時期ですから今度こそ両方諦めて切ってしまうのが正解である可能性が高いです。
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反対側に出ている花芽は別のものでこちらも先端ではなく、先に出た花芽と同じ感じで、曲がったまま出始めているようです。この種の特性のようなものでしょうか?我が家で花芽が出たのは初めてなのでわかりませんが、花芽が枝分かれして、小さい花をたくさん咲かせる種のようです。
今の曲がった花芽の先端ははっきりわかっています。途中から枝分かれして2本脇目のような感じで花芽、成長してます。 結構近くに根っこが出ていること、手前の(根元側の)枝からも小さいつぼみが出ていること、別の鉢ですがつぼみが大きくなって咲こうとしている鉢があることなどから、このつぼみが開花するくらいまで様子を見てみようと思います。
熊本は暑くなるのも早く、9月、10月はじめまでは暑いので、早めに決断して切ってあげるほうがいいかなとも思っていますが、別の鉢もこれから開花してくれると思うので、その花が咲いて切花にする頃まで様子見ます。
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また経過報告いたします。ありがとうございました。
反対側から見た曲がった花芽、左の葉の根元に見えているのが新しい花芽です。
違う種類のものですが、つぼみ大きくなってます。
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ひろしさん こたえ>
了解しました。どんな花が咲くのかも興味深いものがあります。いくらかでも早く花芽を成長させる手段として上部の脇花芽の先で主軸を切断するという手もありますが。 |
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つぼみがかなり大きくなっていた胡蝶蘭のほうを、飼い猫が飛びついてきたので、落としてしまいました。葉っぱがちぎれてまではいませんが、ひどい状態です。つぼみは一番大きいものがちょっと、傷つきました。
本日、デジカメが貸し出してないので画像はないのですが、愛華園芸さんの過去ログに同じような相談があったので今見ては来たのですが、つぼみが大きくなっているこの鉢も葉っぱの傷がいえるまで水遣りはだめでしょうか?葉水をしている最中に相手をしなかったので、手元めがけて飛び込んできました。猫の近くで鉢を触ったのがいけませんでした。
葉っぱの切断面には(挫創面)にダイセン系の薬剤塗布でいいでしょうか?
あと数日で咲きそうだったのでショック大です。猫をしかるわけにもいかないので、胡蝶蘭の生命力に期待したいです。
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ひろしさん こたえ>
それは残念でしたが飼い猫のしたことであれば仕方ありません。拙宅でも何鉢も猫の被害はあるのですが(うち胡蝶蘭は2鉢)私は基本的に不精ものですので、薬剤を使わず水遣りをやめただけでした。挫創、創傷面に薬剤をお使いになるのであれば、雑菌の感染を防ぐ意味ではそれでOKですのでそうしていただいたほうが良いですが、、、私の感覚では、「体細胞液の浸出を止める」意味での水遣りを断つほうが意味は大きいと思いますので最低1週間は水遣りを止めたほうが予後が良いように思います。 |
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2009/06/07
落下から3日。大きくなっていたつぼみが咲いてくれました。他の小さいつぼみは湿度不足で枯れてしまいましたが、これだけはつぼみが大きくなっていたので咲いてくれました。落下の衝撃でちょっと変な開き方ですが満足です。
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葉っぱのほうは結局水遣りを控えているだけで、薬の塗布はしませんでした。 花はすぐにでも切花にしたほうが株のためにはいいですよね?
本題だった変な花芽も成長中。変化があったら、報告に来ます。
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ひろしさん こたえ>
葉の傷はZ字型に挫屈したんですね。我が家でも去年一鉢猫の被害にあったのが同様な挫屈とほかに裂傷があったのです。同様に開きかけの一輪が開花、その先はのつぼみは枯死、一月ほどして傷が塞がってから開花した花の下の節から脇芽が伸びだして(同時に古い葉一枚枯死)3輪開花でした。その後の成長期は葉を一枚出せただけですが、冬には花芽をつけ今年も4輪開花しました。葉は傷のあるものを含めて3枚です。
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傷を負ったこの株は花芽も出ながら、新葉も成長を同時展開してくれているんです。この葉っぱのためにも早めに切花にしたいと思います。新葉も含めて葉っぱは6枚です。上の写真の時より成長してます。
ひろしさんのお宅もにゃんこちゃんがいるんですね。猫は自由、気まま。室内飼いなのでいたずらはしょっちゅう。 可愛いので多少のいたずらは目をつむっています。
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ひろしさん こたえ>
胡蝶蘭は窓のかなり上部につられていますので光は上からではなくて横からと斜め下から来ます。それだけではなくて窓の向こうに見える銀色に光る屋根の反射光線はかなり強いように思います。ですから光は斜め下から来るので、根は光に押されるように上に育つわけです。
胡蝶蘭の根の伸びる方向は、地生の植物のよう向地性ではなくて光に背を向ける背光性しかないのですから仕方ありません。温室で育てば光は上からきますから下に向かうということなんです。葉の成長にとっても葉裏から強い光が来るのはあまり良いことではないので、長めの吊り金具を用意して直射光にあたらない範囲でもう少し鉢位置を下げたほうが良いのではないでしょうか?
花芽の先が出てこなかったのはDoritaenopsis Queen Bee '満天紅’だったのですね。これもひょっしてこんなぶら下げ方をされてませんでしたか?花芽は向光性ですが、光が斜めしたから来るので、芽の出掛けに葉の付け根方向に潜り込んでしまったのでは? |
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ひろしさんありがとうございます。ご指摘の通り、満天紅の鉢は窓辺にぶら下げてから花芽に気がつきました。先に咲いたものは花芽が成長してからぶら下げ始めました。ここが違ったのです。したからの反射光、気になっていたのですが、7〜8メートル離れた、隣家の屋根です。
長めのS字フックで吊る形にしてみました。ただここの出窓はにゃんこのお気に入りの場所で、ゆらゆら動くものには興味を示します。これから先温度の上昇もすごいので、遮光ネットを張った西向きの窓辺に移動することになると思います。
それにしても満天紅にはかわいそうなことをしました。鉢の穴から根っこが出て、すわりが悪くバランスを崩して転倒も考えられ苦肉の策ではあったのですが、これが裏目に出るとは。。。トホホです。 相談してみてよかったです。
ありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
施工が可能であれば、ですが、窓の内側の天井に蛍光灯の補助照明をつけるだけでもかなりの改善は見られると思います。斜め下からの光より弱くなければ良いわけです。
ネコの性格もいろいろですね。拙宅のやんちゃネコはいくつになってもやんちゃが治まりません。今年も棚から、主にカトレヤですが、何鉢も落とされています。幸い、たいていの場合、鉢側から着地するので葉やバルブの被害はさほどでも無いですが、鉢が割れるので鉢替えが大変です。
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2009/07/24
切花にしました。それにしても窮屈な思いをさせてしまいました。満天紅の先端です。つぼみが合体して双子ちゃんになってます。色んな影響が出るんですね。
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これがカットした後。ようやく根っこが出てきました。近くからもう二本出てます。今年、葉っぱがもう1枚でも出てくれればな〜〜。九州熊本はまだ梅雨明けしてません。比較的涼しく、水遣りも10日に1回くらいで、庭につるしてエコ?
今のところ他の胡蝶蘭も元気です。
ありがとうございました。
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ひろしさん こたえ>
花の変形は事情が事情ですから已むを得ませんね。拙宅でも一鉢、ガラス窓に花芽の先端が当たっていたものあり気づくのが遅くてやはり変形で開花しました。この種の変形は病気ではありませんから心配は不要です。
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No.3276 2009/06/02
【種類:胡蝶蘭の花の相談/咲きました〜♪】
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ひろみ さんから
随分ご無沙汰しておりますが、捨てられている蘭を拾ってきては相談させていただいた者です。
私の結婚を機に、19株の蘭達も昨年12月に実家近くのマンションにお引越しとなりました。寒い時期の引越しで環境の変化を心配しておりましたが、みんな元気に育ってくれています。
また19株中7株が花芽をつけ、昨年咲いたアマビリス2株を筆頭に次々と開花してくれています!!!
1枚目の写真・・・昨年から咲いてくれているアマビリス
2枚目の写真・・・12〜13センチの花です♪ただ蕾が密集していて、これからが心配。
3枚目の写真・・・瀕死状態だった蘭です。復活して開花してくれました!
これもひろしさんが丁寧に色々教えて下さったおかげです。
本当にどうも有り難うございましたm(_ _)m
来年は、蕾が密集しないよう考えてあげなければ・・・と思っています。
さて開花とは別件ですが、一つお尋ねしたいことがあります。
蘭を育てている部屋に小さな蟻たちが現れたことがあります。
(一度だけティッシュの箱にうじょうじょっと見つけました)
蘭の株から出現しているわけではないのですが、食品類はないので蘭に寄ってきたのかな?と思ったりしています。
蟻が蘭の株に寄ってくることってありますか?
何だか直接関係のない質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
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ひろしさん こたえ>
開花おめでとうございます。ご結婚もおめでとうございます。いや実は心配してたんです。素性の異なる多数の鉢のお守りは株の個性がわかるまでは結構気を使うものですから。それも捨てられるような株たちの集団を管理されていたのですから「やはり難しかったかな、、、」?なんて。
それが7株も開花ということですからたいしたものです。自慢できますよ。
蟻がランに寄るかどうか、、、
自生の胡蝶蘭の生態で私にもわからないのが授粉は誰がしているか、ネットではいまのところ明記してある文献を見つけられずにいます。基本白花ですから夜行性の昆虫、鳥、コウモリ?のいずれかな?と推測するだけですが、かなりの高さに着生するという性質上、普通の蟻を集める期待はしていないと思うのです。
地生のシンビなどは開花期には花茎から盛大に蜜を分泌して蜂と蟻を呼び寄せますが(蟻は他の昆虫の嫌われ者です、毛虫も蟻は嫌がります)胡蝶蘭は蜜の分泌は余りしませんね。ただ胡蝶蘭といっても多種の交配種なのですべてが蟻を呼ばないかどうかは私にもわかりません。
シンビといえば小型原種のひとつキンリョウヘンはミツバチを集める蘭として著名です。受粉も蜂によるらしいですし。
蟻も蜂と同様、女王を戴く社会的集団なので蜂のような、新しい女王が誕生すると巣別れがあるのかも知れません。そのときの集団のリーダーがたまたまとんまでティシュボックスに巣を作ろうとしたのかも知れません。おそらく偶発的なものと思います。続くようであれば何らかの対策が必要ですが。
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覚えて頂くだけでも嬉しいのに、心配してもらっていたなんて有難うございます♪
それに、褒めて頂いたりして益々感激です!
育てている蘭達がどんな花をつけていたのか分からないだけに、咲いた時は
「こんな花だったのね〜♪」
と感慨もひとしおです。
また変わった花が咲いたら報告させて下さいね。
さて蟻の件、早速のお答え有難うございますm(_ _)m
我が家に現れた蟻は、今のところ蘭とはあまり関係がないようでほっとしています。
そう言えば、育てておられる蘭が偶然授粉して実をつけたという方がいらっしゃいましたよね!
自然界での授粉の謎といい、「神秘だな〜」と咲いた花をまじまじと見てしまいます。
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ひろしさん こたえ>
胡蝶蘭に限らず、草花も樹木もそれらの作り出すエネルギーに依存しているわれわれ動物も、生物は「神秘」ですね。進化論だけでは済まされないように思ってしまうことがあります。植物の特定の種に依存している昆虫は多数あり、逆に受粉を特定の昆虫にゆだねている植物もあるのです。どちらかが滅びれば、もう一方も滅びるという関係です。でも進化だけでそんな関係が出来るほど進化のための突然変異は多様性に富んでいるものなのかどうか、、、私はこの世界の裏に造物主がいて、その作品であるこの世界の状態、つまり出来栄えを見て嬉がったり悲しんだりしているのではないか?なんて思うことがあります。
私はたまたまこのコーナーで回答者をしてますが、本来ただの「自然好き」「生き物好き」にしか過ぎませんが、、、より多くの方々に「神秘だな〜」を感じていただきたいと思うものです。
添付(おまけ)は今朝の我が家の玄関です。ちょうどソフロニティス・プルプラタが開花したばかりで暫く前から咲いている胡蝶蘭やセントポーリアとともに飾ったものです。手前の胡蝶蘭の葉が裂けているのはネコの仕業ですが葉の機能上の問題はほとんどありません。
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素敵なお写真、有難うございます!
「変わった色の蘭がある〜」
「ソフロニティス・プルプラタって蘭もあるんだ〜」
と、また新しい世界でした♪
葉っぱを引っ掻くやんちゃぶりは、まだ子猫ちゃんなのでしょうか?
植物も動物も大切にされている様子が浮かんできて、改めてひろしさんの「自然好き」「生き物好き」を感じました!
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ひろしさん こたえ>
変わった色、、、確かにこの唇弁の色彩は独特のものがあります。ブラジル原産でカトレヤに近縁のSophronitis
purpurata f. carneaです。普通のプルプラタ(tipo)は色彩がマゼンタ〜ピンクなのですがこれはセミアルバでリップの色彩が肉色(carnea)の系統のものということです。つい最近までLaelia属に分類されていましたから、今でもレリア・プルプラタのほうが検索ヒット件数では多いと思います。
非常に強健で寒さに強く、私の経験では冬場の最低気温がプラス3度でも異常なく成長し、開花株を購入して今年で27年になりますが休むことなく毎年6月に開花しています。これがこの株で私がみた28回目の花ということです。
ネコは可愛いです。人の作業の邪魔をしながら人を微笑ませる効用があるのが凄いです。
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28回も花を楽しんでいらっしゃるなんて凄いです!
それぞれの生育環境に応じて大切に育ててあげれば、ちゃんと応えてくれるんだなあと思いました♪
またまた報告です!
我が家で初めてピンクの胡蝶蘭が咲きました〜!(写真その1)
花屋さんでもよく見る種類ですが、我が家で咲くととっても感動です♪
さて、ご相談させて頂きたいことがあります。。。
「写真その2」から「写真その4」は過日見ていただいた瀕死の蘭ですが、4つの蕾が花開いた後、ある程度膨らんだ蕾が咲かずに黄色くしぼんでしまいました。
この株は、随分弱っていた為植え替えも出来ず、写真のとおり株も倒れこむように水平になり、根も非常に傷んでいます。
「開花してくれたのは、見えないところに元気が根があるのだろう」
と喜んでいましたが、蕾がしぼんだのは相当弱っているからかも・・・と心配になっています。
花を十分楽しんでから植え替えるとなると7月に入ってしまいそうです。
株のことを考えると、花は切花にして早速植え替えたほうが良いのでしょうか?
それとも花を楽しんでからの植え替えでも大丈夫でしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
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ひろしさん こたえ>
ピンクの株は過去にドリティスが交配されたドリティノプシスでしょうね。大輪にはならないですが、環境に慣れれば花数は増えますから、来年はもっと楽しめると思います。
つぼみが枯れたのはたまたま何かがぶつかったとかではないのかな?株が自らの意思でつぼみを枯らすときは先端に近いほうからです。
株の状態もそんなに悪くは見えないです。根は確かに傷んでいるようにも思えますが、葉も6枚もありますし、花が終わってから植え替えても、新根を沢山出すために葉を2枚損耗しても新葉1枚を出せれば来年も花を付けることが出来ると思います。大事を取るのであれば切花にして植替えを早めにしたほうが間違いはないのは確かです。
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早速のお答え、有難うございましたm(_
_)m 花ってとても繊細なんですね・・・
可哀想なことをしてしまったと反省です。
ただ、私が想像していたほどには根の傷みが酷くない様で安心しました。
植え替えは、花を楽しませてもらった後にしようと思います!
このピンクはドリティノプシスという名前なんですね♪
来年は更に花数が増えるなんて、楽しみです!
この株は葉も細くスマートだったので、花芽をつけ開花してくれたのも驚きでした。
他に、葉数もしっかりあって・葉幅も広く・テカテカのハリハリで元気いっぱいの株もあるのに、その株が花芽を出さず、瀕死だった株やスマート葉の株が開花するのって不思議です。 |
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ひろしさん こたえ>
株がベストの状態でベストの花を咲かせるとお考えかもしれませんが、植物の立場で考えますと、花を咲かせるのは果実を実らせるためですから、実らせる体力(葉に蓄えた資産)さえあれば、花を付けようとするものです。高望みせずに3〜5輪の開花で良いと考えれば、葉は3枚あれば開花可能です。また、余りに株に楽させすぎると怠け癖がつくのか花芽を出さなくなります。私の栽培室には冬でも20度を割らない場所がありまして、そこに置いた株はアマビリス以外は花をつけようとしないのです。そのことが判ってからは植替えが遅れたり、ネコに落とされて葉が傷んだ株の養生場所にしています。
葉の形状は交配親の性質が現れるので元気な株が幅広の葉をもつとは限りません。白花中輪で最近生産の多いアマビリスPhalaenopsis
amabilis var. formosanaは楕円形の幅広い葉が特徴です。「円い葉〜var. rotundifolia」と呼ばれてた時代があるくらい。
ドリティスDoritis pulcherrimaは小型の胡蝶蘭でファレノプシスとは近縁ですが別属とされます。これが交配されると葉は細くなり、先端が尖るものが多くなります。また花形も花弁の先がややスペード形に尖りたがります。ミディ胡蝶蘭でよく見かけますね。
実際にはいろんな種や交配種が何回も交配されるので花を見ただけでは系統すら判らない株の方が多いです。 |
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なるほど! 開花モードに入る環境も、その株の個性なのですね♪
体力がありそうに見えるのに花芽をつけなかったのは、
「冬の温度・湿度が低すぎたのかな?」
「肥料が少なすぎたのかな?」
「怠け癖がついたかな?(我が家ではまず有り得ませんが・・・)」
なんて色々考えながら、残りの12株の花もいつか楽しみたいと思います!
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No.3261 2009/05/30
【種類:胡蝶蘭の花の相談/胡蝶蘭に長く美しく頑張ってもらうには】
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ようこ さんから
1年半くらい前に5本立ての胡蝶蘭を頂き、 頂いたときのままの鉢で今も育てています。
頂いたのは冬でしたが、いったん花が落ちた後に、 膨らんでいる節のところで茎を切ったら、 また茎が伸びてきて2度目の花を咲かせてくれました。
花がすべて落ちた後、夏の間は水をあげることもなくベランダで放っておいたのですが、 去年の冬、寒くなってきたころに部屋内に移すと、
また茎が伸びてきたので、「支え」にくくりつけてあげたところ、また花をつけてくれました。
何にもしてないのによく咲いてくれたと嬉しい気持ちでいっぱいです。 でも、頂いた時は5本立ちだったのに、今は2本だけです。
また、ミズゴケは全部枯れてしまっているようですし、 葉にも黒いしみができています。
愛着のある鉢なので、長く美しく元気に咲いていてもらうために、 これから心を入れ替えて世話をしてあげたいと思っているのですが、
どんな風にしてあげたら良いでしょうか?
とりあえず、洋ラン用の液体肥料を購入してみたのですが。 初歩的なことが何も分かっておらず恐縮ですが、 どうぞ教えてください。
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今の状態はこんな感じです。
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葉の状態はこんな感じです。
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ひろしさん こたえ>
五本立ちだったとのことですが、株は一株だけでしたか?画像が不鮮明なので良く分からないのですが株は一株だけに見えます。
ベランダはちょっと日光が強かったほかは胡蝶蘭には快適な環境だったのでしょう。環境さえ良ければ人間がなにもしないほうが良い場合が実は多いのです。自生している胡蝶蘭はだれも世話なんかしてませんからね。
水の遣りすぎ、肥料の与えすぎで胡蝶蘭を殺している方が本当に多いのです。
ただちょっと致命的ではないですが日光が強くて葉の一部が日焼していますが、これは生産者の環境より強かったのであって生産者の弱光環境で出た葉が焼けただけで、おそらく次にこの環境で出す葉は焼けないでしょう。
植え込み材料が傷んでいるのであれば、花茎を切り植え替えたほうが良いでしょう。その後室内で一週間ほど養生したらその後は昨年と同じ、そのベランダに放っておけばよいわけです。日本の梅雨の季節は胡蝶蘭には長雨過ぎますからベランダで、お湿りがある程度が良いわけです。肥料は雨が当たる環境であれば与えなくてもよいくらいですが、新葉が伸びている間二週に1回、お求めになった液体肥料が薄めて与えるタイプなら、説明書のさらに5倍(N:P:K=6:6:6なら5000倍!)「薄めずに与えるタイプ」ならなんと50倍!に薄めて与える程度でOKです。水遣りは鉢がからからに乾いたときの夕方に打ち水してあげればよいですね。
室内のへの取り込みも昨シーズンと同じでよいわけです。ある程度の低温(12度〜15度)にあたらないと花芽が出来ないか出るのが遅くなるからです。
繰り返しますが、世話し過ぎで殺している方が多いのです。昨年の環境を大きく変えないことです。
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早速アドバイスをありがとうございました。
基本的には現状を維持すればよいのですね。安心しました。
肥料もあげすぎない方が良いのですね。気をつけます。
株は、今は1株だけです。 でも頂いたときには5本立ちだったことから考えると
当初は2株以上あって、私が枯らしてしまったのだと思います。
今思えば水のやりすぎだったのかもしれません。
現状は、写真ではわかりにくいかもしれないのですが、 水苔が株のまわりに少しだけ残っているほか、
鉢にはプレサブ(?)が入っており、 奥の方には発泡スチロールが入っているもようです。
植替えが必要なのかどうか悩むところなのですが、いかがでしょうか?
ご意見を頂けたらありがたいです。
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ひろしさん こたえ>
見た感じ植え替えたほうがよさそうです。寄せ植えのままだったということは、他の枯れた株やら、固定のための発泡スチロール片、化粧(隙間充填用?)のミズゴケやバークが交じり合っていて、鉢内の乾きを具合をどこで判断すればよいのか迷いますね。
出来ればばらしてみて、もともとの(株が育てられたときの)植え込み材料に統一するのが望ましいです。もともとの植え込み材料がミズゴケなら素焼鉢が宜しいでしょうし、バークならプラ鉢が宜しいでしょう。いずれももともとの根鉢より一回りだけ大きくすれば良いと思います。 |
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アドバイスありがとうございました。 レスが遅くなりすみません。
初めてのことで勇気が要りますが、 花が終わったら、一度根っこの様子を観察してみて、
もう少し小さめの鉢に植え替えようかと思います。
何となく葉に元気がないのも気になりますし…。
ちなみに、写真は、我が家にあるもう一つの鉢です。
こちらは葉っぱも生き生きしてかなり元気があります。
1年くらい前に頂いたものですが、 今年もまた無事に花をつけてくれました。 もうすぐ開きそうなつぼみがあと二つあって楽しみです。
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ひろしさん こたえ>
可愛らしい花ですね。こちらも花後にできれば植え替えてあげたほうが良いように思います。 |